発達障害のあるお子さんは、発達性協調運動障害(DCD)を併せ持つことがあり、そのため自分の体なのにうまく使えないという状況があります。
それは運動、勉強、生活などのあらゆる場面に影響し、苦手意識、自己肯定感の低下につながるといわれています。
身体のバランスがうまく取れず、自分の体なのにうまく扱えない、よく転ぶ、タイミングよく動けないことや、細かい力加減ができず、左右の四肢(手指)や見え方と動作の大きさを調整(協調)することが苦手で、書字や工作・制作作業、はさみ、楽器などの道具使用に困難がみられる状態です。一般に「運動音痴」「不器用」と称されていますが、年齢相当の日常生活や学習・就労の妨げになると、診断・対応してゆきます。
DSM-5では神経発達症群の運動症群/運動障害群に分類されています。症状は発達段階早期から始まっているものであり、知的障害や視力障害、神経・筋疾患によるものは除外されます。
引用元:日本小児心身医学会発達性協調運動症
娘も不器用さを抱える子どもですが、障害福祉の現場では、できないものを無理矢理やらせるのではなく、「できないのなら、それを補助する道具を使う」というということが一般的です。
今回ご紹介する定規もそのひとつです。
目次
Qスケール15

特徴
- シリコンゴムの強い滑り止め効果により、軽く押さえるだけで定規が動いてしまうことを防ぎます。
- 特殊な形状により、定規を容易に持ち上げることができます。
- 黒字に白文字の目盛りによって、数字を読み取りやすくなっています。
- Qシリーズは、静岡県立こども病院作業療法士の先生が監修された商品です。


白黒で少しづつ長くなり見やすいですね
口コミ
メリット | デメリット |
---|---|
・不器用でも使いやすい ・目盛りがみやすい ・しっかり線が引ける ・指を置く場所が分かりやすい | ・ゴムがしっかり固定されている・値段が高い ・手を置く部分が取れた |



口コミもいいですね
実際、娘もはじめからすぐに線が綺麗に引けました。
他のQシリーズ



Qシリーズは他にも商品がありますので
気になるは見てください
コンパスもいいですよ
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