キャッシュレス化に備え【デビットカード】を作る

最近はキャッシュレス化が進んでいますが、子供たちが大人になる頃にはもっと進み、現金はほどんと使わない時代がくるのではないでしょうか。私自身も今はほどんど現金を使わない生活を送っています。

クレジットカードを持つことを考えるにしても、障害者が持つとなると、【審査が通らない】【後払いのお金の管理】と、あまり向いているとは思えません。

そこで娘にはデビットカードを持たせることにしました。
今回はデビットカードのメリット・デメリットを障害者の親目線で書いてみたいと思います。

目次

先日こんなニュースを見ました。

埼玉県は免許更新やパスポート申請など約500の行政手続きに関し、2023年12月末で収入証紙を廃止し、キャッシュレスのみに移行。原則、窓口での現金取り扱いは不可能となった。免許センターなどで実際に手続きした人からは「高齢者が窓口で苦労してた」「更新ハガキに『現金不可』の記載なくて不親切」などの投稿が目立っている。

埼玉県は現金NGとしているのは同県のみだと認めた上で「現金しかお持ちでない方は、金融機関やコンビニでの払い込みをご案内します。再び窓口にお越しいただく場合もあり、お手数をおかけしますが、DX推進の一環としてご理解いただきたい」(担当者)と話す。

引用元:「現金使えません」埼玉県の運転免許更新で混乱続出、どうしてこうなった?

埼玉県は、現金NGとして、免許更新やパスポート申請をキャッシュレスにしたようです。

民間のお店や施設だけではなく、公的な施設でもキャッシュレス化が進んでいきそうですね。

家族カードを作る方法もあるけど

親のクレジットカードの家族カードを作って、キャッシュレスの支払いの練習をさせることも一瞬考えましたが、親はいつかいなくなるわけですし、デビットカードは銀行が発行するカードですから、未成年の内の口座開設も兼ねてデビットカードを作ることにしました。

キャッシュレスの支払いにも慣れさせたいです

デビットカードを使ったことがない方もいらっしゃると思うので、デビットカードについて説明させていただきます。

デビットカードとは

デビットカードとは、買い物と同時銀行口座から代金が引き落とされる即時決済型のカードのことをいいます。

種類は2種類

デビットカードの種類は「ブランドデビット」と「J-Debit」2種類あります。

ブランドデビットVisa・MasterCard・JCBといった国際ブランドのクレジットカードと同じように、24時間365日決済ができ、日本国内だけではなく、海外でも利用できます。
J-Debitお店の端末で、キャッシュカードの暗証番号を入力することで決済ができるカードです。
全国約56万カ所以上の加盟店で利用可能ですが、大手コンビニやスーパーでは利用できず、利用は日本国内に限られます。

クレジットカードとの違い

デビットカードクレジットカード
支払時期利用都度、即日払い(買い物と同時)まとめて後払い(締め日の翌月など)
支払回数1回のみ1回払い、リボ払い、分割払い、ボーナス払いなど
利用限度額の上限口座残高(後で設定可能)カード会社が決めた限度額

15歳以上から持てる

デビットカードは15歳から作ることが可能です。カードによっては、16歳以上のところもあります。

与信審査がない

クレジットカードは18歳以上から作れますが、与信審査があります。審査には、毎月の安定した収入があるかが大事となり、審査が通らない人もいます。

デビットカードには収入は関係ありません。銀行口座を持っていれば作ることが可能です。

メリット

キャッシュレスで買い物ができる

即日決済できるものとしてプリペイドカードがありますが、デビットカードはチャージすることなく買い物ができます。実店舗でもネットショップでもクレジットカードと同じように買い物ができます。

またATMから引き出す手間もありませんから、ATM手数料もかかりません

そしてデビットカード利用の手数料もありません
カード発行時の手数料もかかりませんし、年会費無料のカードがもあります。

そして交通系ICカードはチャージ金額に上限がありますが、デビットカードは【利用限度額=口座残高】ですから、口座にお金が入っていれば大きな買い物もできます。

一定金額(1万円?)を超える支払いは、サインと暗証番号の入力が必要となります

無駄遣いを防げる

デビットカードは【利用限度額=口座残高】ですから、口座残高を超える利用をした場合は、決済ができません。

そのため、無駄遣いを防げることができます。

また心配な方は、後から一日の利用限度を変えることもできます。

ポイントがたまる

デビットカードの多くは、利用額に応じてポイントがたまるようになっています。

また、QRコード決済(LINE Pay・ PayPay・ 楽天ペイ・ d払い・ メルペイ・ au PAY)のアプリに、デビットカードを登録しておけば、【QRコード決済のポイント+デビットカードのポイント】とポイントの二重取りができます。

ポイント付与型とキャッシュバック型とありますが、ポイント型は有効期限がありますから、自動キャッシュバック型の方が楽かも知れません。

不正利用対策がある

ほどんとのカードには、利用の度にメールが届くように設定ができます。そのため不正利用があっても、すぐ気付くことができます。

補償制度がある

カードを落としたり、盗まれたりすると不正に使われてしまう可能性があります。

しかし、デビットカードには盗難・紛失に対する保険・補償の制度が付帯しています。

身に覚えのないメールが来たら、すぐにカード会社に連絡してください。

補償期間はカード会社の利用規約によって違います。
盗難・紛失・不正使用に気付いたらすぐに連絡してください。

キャッシング機能がついてなくて安心

クレジットカードにはキャッシング機能がついていて、カードでお金を借りることができますが、デビットカードにはキャッシング機能はついていません。

そのため、誤って借金をしてしまうことがなく安心です。

海外でも使える

ブランドデビットカードは海外でも利用できます。また現金が必要となっても、海外のATMで現地通貨を引き出すことも可能です。

残高が少なくなっても、家族がデビットカードに紐づいている銀行口座に振り込むだけで入金ができるため、海外留学の学生にも使われているそうです。

デメリット

支払回数が1回と決まっている

どんなに大きな買い物をしても、支払回数が1回と決められています。

そのため口座残高が少ない場合は、あらかじめ銀行口座にお金を入れておく必要があります。

支払いに対応していないところもある

一部の店舗やサービスでは、デビットカードに対応していないところがあります。

利用前に調べるが、対応していないところもあると思って、現金も同時に持つなどして行動した方がよいと思います。

一般的にデビットカードが使えないサービス
  • 商品券やプリペイドカード、切手、はがき、印紙
    • 郵便局で購入する場合は、デビットカードが使えます
    • 金券類の購入には、現金が必要です
  • ガソリンスタンド
  • 高速道路(対策は下記を参照してください)

使い方

使い方は簡単です。

クレジットカードと同じで、カードを提示して「Visaで」や「カードで」などと伝えるだけでOKです。

デビットカードを使う上で、気を付けた方がいいことがあります。

引落し口座を貯蓄口座にしない

デビットカードに紐づいた引落し口座を、貯蓄用の口座にしてしまうと、万が一不正利用された場合、被害額が大きくなってしまします。

また障害者の場合、「あるだけ使ってしまう」という方もいると思うので、貯蓄用の口座とは別の、買い物用の口座として使うことをおすすめします。

利用限度額を設定する

ほどんどのデビットカードで「1回あたり」「1日あたり」「1ヵ月あたり」の決済額の上限を設定することができます。これにより、使い過ぎや不正利用の被害を少なくすることができます。

海外での利用機能を停止しておく

ほどんどのデビットカードでは、海外のATMで現地通貨を引き出すことが可能です。最近の犯罪はグローバル化していますので、基本的にはこの機能はオフにしておき、海外に行く時だけ利用できるようにしておけばいいと思います。

利用履歴をこまめにチェックする

利用する度にメールが届く設定のことは説明しましたが、現在はアプリで口座残高が確認できます。知的障害者の場合は、周りの人が障害者の方と一緒に、利用履歴を定期的にチェックしてあげると安心だと思います。

身に覚えのない利用があれば

以前ニュースで、アルバイトの高校生が、会計時にお客さんが提示したクレジットカード番号有効期限・カード名義・セキュリティコード暗記して(その後メモを取って)、ネットショップでその番号を入力して買い物をして逮捕されたという事件もありました。

今はカード番号が記載されていないカードもありますね

念入りにチェックをしても、不正利用は誰の身にも起こります。身に覚えのない利用があれば、まずはカード会社に連絡してカードを停止してもらいましょう。紛失・盗難の場合は、どの会社も24時間受付しています。

補償を受けられる条件として「不正利用被害からの日数」が大事になるようです。ですから不正利用に気付いたら、すぐにカード会社に連絡して記録を残すことが重要です。

不正利用による損害に対する補償措置を受けるには、警察への届け出が必要となります。

こちらの記事に詳しく書かれていて、とてもおすすめです。

口座は未成年の内に

以前、銀行口座を自分で作ることができないお子さんは、親権がなくなる18歳までに口座を作っておいた方がいいという記事を書きました。

デビットカードの場合、カードに紐づける銀行口座が、そこの会社の銀行口座という場合がほどんとです。

もしデビットカードを作ろうと思うなら、銀行口座も同時に作ることになりますから、18歳前に作っておかれるといいと思います。(あくまで、お子さんが口座を自分で作れない場合です)

【ETCカード】障害者の高速道路料金の割引

重度の障害を持っている場合、高速道路の割引が使えます。

hakuは中度なので対象外です。
なので、実際に私が体験したことではないのですが、周りの方から聞いた話を書いてみたいと思います。間違っていたらごめんなさい!

重度の障害児を持つ知り合いのママさんが、高速道路に乗って遠くの病院へ通院していました。高速道路の割引には事前に役所で手続きをして、親御さんのETCカードを登録しているそうです。しかし、お子さんが成人すると親のETCカードではなく本人のETCカードを登録しなければいけなく、「うちの子カードなんて作れないよ」というお話でした。

また最近では、ETCレーンだけしかない料金所も増えてきています。

実際に、ネクスコ西日本のHPにはこのように書かれています。

ETCカードは障がい者本人名義に限定されているのですか?

ご登録いただくETCカードは、障がい者の方ご本人名義のカードとなりますが、未成年で本人以外の運転が必要なお客さまに限って親権者、または後見人のETCカードをご登録できます。

この場合、成人後に引き続きETCでの割引を受けるためには、ご本人名義のETCカードを取得していただき、変更申請を行っていただく必要があります。

※民法改正に伴い、令和4年4月1日以降は、18歳未満が未成年となります。成年に達する誕生日以降も引き続いてETC利用での割引を希望される場合には、新たに本人名義のETCカードを取得していただく必要があります。

なお、本人名義のETCカードとは、カード上に本人の名義が記載されたカードですので、ETC家族カードETCパーソナルカードでも本人名義であれば対象になります。

※一部のクレジットカード会社において、ETC家族カードの発行を行っていない会社があります。

※各クレジットカード会社にそれぞれ審査基準等があることから、必ず発行されるものではありません。
引用元:ネクスコ西日本 よくあるご質問 障がい者割引制度

デビットカードにETC機能がない理由は【即日決済】だから

ETC機能が付いているクレジットカードは後払いですが、デビットカードは即日決済です。しかし口座残高が、高速利用料金より少なかった場合、決済ができず、レーンから出ることはできなく、事故・渋滞などにつながってしまいます。このことを防ぐためにも、多くのカード会社はETC機能を付けることができません。

じゃどうすればいいかというと、先程「ETC家族カードETCパーソナルカードでも本人名義であれば対象になります」って書いてましたね。

本人名義のETCカード3つ方法がありそうです。

①ETC家族カード

こちらは「ETC 家族カード」で検索するといくつか出てきます。これでも良さそうですね。

②ETCパーソナルカード

ETCパーソナルカードは、クレジットカードでもなく、デビットカードでもありません

ETCパーソナルカードの特徴
  • 発行手数料は無料
  • 審査不要
  • デポジット(保証金)が必要20,000円~
  • 年会費1,257円(税込)
  • 利用額は翌月に銀行口座から引き落とし
  • 料金割引を受けられる(深夜や休日に30%引きなど)
  • 日本国内どこの高速道路も利用できます

審査がない代わりに、デポジットを毎月利用する平均金額の4倍支払う必要があります。デポジットは、カードを解約すると全額戻ってきます

毎月の平均利用金額デポジット
5,000円20,000円
10,000円40,000円
15,000円60,000円
20,000円80,000円

この記事がとても参考になりました。

③北陸三県に在住の方【北國VISAクラシックデビット】

もう一つデビットカードで唯一、ETC機能が付いているカード、北國VISAクラシックデビットを見つけました。こちらは北陸三県に在住の方しか作ることはできません。

デビットカードは種類がたくさんありますから、よく調べてお子さんが使いやすい物を探してみてください。

デビットカードを作る際は、デビットカードの機能と同じく、銀行口座のATM手数料や振り込み回数なども同時にチェックされた方がいいと思います。

銀行は大丈夫?

デビットカードの発行元は銀行がほとんどです。遠い未来は銀行の破綻もあるかも知れません。預金は1000万円までなら保護されますが、デビットカードに紐づけた銀行はなくなってほしくないです。

銀行が破綻しそうな場合は、国が税金を使って保護しようとすると思いますが、そのような銀行(メガバンクなど)を選ぶという方法もあります。

ATM手数料・振込手数料

デビットカードにはATM手数料はかかりませんが、銀行口座の入金や引き出しにはATM手数料がかかります。

銀行口座側のATM手数料もチェックされるといいと思います。

また振込手数料も銀行ごとに、預金残高などにあわせて無料回数があったりしますので、あわせてチェックしてみてください。

口座維持手数料を調べる

未使用口座に手数料がかかるところがあります。そちらも気をつけてください。

年会費無料

ほどんどのデビットカードは、年会費無料が無料です。一部有料のものもあります。

今は年会費が無料でも、今後も無料とは限りません。中には年会費永年無料のものもあります。

ポイント・キャッシュバック還元率

デビットカードには、利用金額に応じてポイントが付きます。カードによって還元率が違うので、そこも見ておくといいと思います。

どれがいいか迷ったら、こちらの記事のランキング表もおすすめです。

娘のために2つほどデビットカードを作りました。

この記事は2024年1月27日に作成しました。以降情報が古くなっている場合があります。

Sony Bank WALLET(VISA)

銀行口座ソニー銀行
年会費無料
ポイント還元率0.5%
キャッシュバック毎月1日~末日までの利用に応じたキャッシュバック額を、翌月25日までに円普通預金口座へ入金
国際ブランドVISA
年齢満15歳以上
利用可能ATMセブン銀行、イオン銀行、イーネットATM、ローソン銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行
ATM手数料預入・残高照会:0円
引出 :月4回まで無料 月5回目以降は110円
振込手数料ソニー銀行宛て:何度でも0円
他行宛て:月1回まで0円 月2回目以降は110円/回
他行宛て(Sony Bank WALLET所持):月2回まで0円
口座維持手数料無料
スマホ決済Google Pay™、Garmin Pay、Fitbit Pay、PayPay、LinePay、d払い、メルペイ、KyashPay、pringPay
タッチ決済VISAタッチ
プログラム優遇プログラムClub S
専用アプリSony Bank WALLET アプリ
不正利用対策①カードの一時停止・再開・海外利用・ネットショッピングを個別に制限が可能
利用限度額を変更でき、ご利用状況に応じた設定が可能
③Visaの不正検知システムと連携し、Visaデビットの利用制限をアプリから解除できる機能を世界初採用。セキュリティレベルを維持しながら、便利に利用できる。
カードデザイン3種類:スタンダード・ポストペット・PlayStation®デザイン

使い勝手重視で選びました

個人的には、ATM預入が0円、引出月4回まで0円。他行宛て月2回まで0円が魅力的でした。
他のネット銀行では3万円以上の入金でなければ手数料がかかるところもありますから。

キャッシュバックも自動でやってくれますし、使いやすいカードではないでしょうか。

住信SBIネット銀行デビットカード(Mastercard)

銀行口座住信SBIネット銀行
年会費無料
ポイント還元率0.8%
ポイント付与月間のデビットカードの利用金額の合計に対してスマプロポイントが貯まる。
毎月1日から月末までに確定している利用金額の合計額に応じたポイントが、翌月中旬に順次付与される。
スマプロポイントの有効期限は、ポイント付与月の翌々年の3月末まで。
国際ブランドMastercard
年齢満15歳以上
利用可能ATMセブン銀行、ローソン銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行、イーネット、
ビューアルッテ(預入の取扱はありません)
ATM手数料ランク1ー入出金:月2回まで0円
ランク2ー入出金:月5回まで0円 無料回数以降は1回110円
振込手数料ランク1ー他行宛て:月1回まで0円
ランク2ー他行宛て:月5回まで0円
口座維持手数料無料
スマホ決済Google Pay™、ApplePay
タッチ決済Mastercard® タッチ
プログラムスマプロランク
ランク1:スマホを持っていない
ランク2:スマホアプリでログイン済み(スマート認証NEOご利用)
専用アプリ住信SBIネット銀行アプリ
不正利用対策①利用限度額の確認変更可能
②スマート認証NEO(生体認証)
③支払い完了時は通知が届く
補償万が一、紛失や盗難に遭われてカードの不正利用を被った場合、お届けいただいた日から30日前にさかのぼり被害を補償しますので、安心してご利用いただけます。
カードデザイン1種類

将来のイデコ投資用に作りました

娘はSBI証券に口座があります。口座に入金する方法がジュニアNISAの時はゆうちょ銀行から入金していました。今後イデコの積み立てをはじめる時は、この住信SBIネット銀行からにしようと思い作りました。

こちらにも書いています。

メガバンクのデビットカード

先程の「銀行は大丈夫?」で書きましたが、(ネット銀行はとても便利ですが)メガバンクの1つでもデビットカードを作っておこうと考え中です。

デビットカード三菱UFJデビットOliveフレキシブルペイみずほJCBデビット
銀行三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行
年会費無料一般は永年無料無料
年齢15歳以上
(中学生を除く)
0歳から15歳以上
(中学生を除く)
ポイント還元率0.2%0.5%0.2%
還元方法自動キャッシュバックVポイント自動キャッシュバック
国際ブランドJCB、VISAデビットモードはiDJCB
口座維持手数料無料
ただし2年間未使用口座は
1320円/年
無料
ただし2年間未使用口座は
1100円/年
無料
公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ

迷いますね

今回はキャッシュレス化に備えて、デビットカードの記事を書いてみました。

作り過ぎても管理が大変ですし、迷いますね。

何か少しでも参考になれば嬉しいです(*‘∀‘)

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